最新刊情報!
たぶん、あなたの周りにも!
恋愛しない若者たち
~コンビニ化する性とコスパ化する結婚
9月30日、ディスカヴァー・トゥエンティワンより発売
止まらない日本の未婚化・少子化の本質が、ここに!
(全328p/1,188円・税込)
リリースはこちら
【目次】
第1章 恋愛レボリューション
~何が若者たちを、恋愛から遠ざけているのか?
「超情報化社会」がもたらした功罪/「男女平等社会」と「男女不平等恋愛」のギャップ/超親ラブ族と恋愛意欲の封じ込め/恋愛リスクの露呈と、自己責任回避/バブル崩壊と長引く不況が招いた、恋愛格差
第2章 恋愛とセックスと結婚の歴史、そして世界事情
~恋愛と告白、結婚は相容れない!?
恋愛や性に大らかだった平安時代/大正ロマン以降、セックスと恋愛と結婚は三位一体化/戦争も、女性の純潔を後押し/バブル期以降、結婚は「必需品」から「嗜好品」へ/告白からスタートは日本だけ?/欧米流とアジア流の狭間で揺れる日本の若者
第3章 恋愛結婚から「連帯結婚」へ
~圏外やコスパ、多様な結婚を受け入れよう!
もはや無視できない「圏外婚」=同性婚、年の差婚、グローバル婚、逆転婚…/専業主夫も、いまや全国に6万人以上/「なんとなくコスパで同棲」から「お試し婚」の流れも/そして女性たちは「産むだけ婚」へ…/すでに「恋愛結婚」は破綻。いまこそ、多様な「連帯結婚」を後押ししよう!
近年、恋人がいない若者が増えているのは、周知のとおり。複数の調査で、20代男女(未婚)のいまを見ると、女性で6~7割、男性で8割弱が「恋人ナシ」となっている。
驚くのは、そのうち「別に恋人は要らない」とする若者の多さだ。
私は08年、「草食系男子」という言葉を世に広めたが、男子どころか女子までが、いまや極度の「恋愛スルー」状態。先日内閣府が発表した調査結果によると、なんと20代男性(未婚)の40%、女性では41%は、「恋人が欲しくない」と答えている。
よくよく話を聞くと、「恋愛は面倒」「なんかネタっぽい」「そこまで暇じゃない」「コスパに合わない」といった声が、次々と飛び出す。
なぜ、こんなことになったのか…?
今回、30人超の若者インタビューと600人男女の定量調査から見えてきたのは、90年代後半~00年代にかけて起こった大きな「恋愛レボリューション」だった!
「恋愛は面倒」、でも「いつかは(恋愛)結婚を」と望む、矛盾に満ちた若者たち。
彼らが結婚に向かうには、いったいどうすればよいのか…?
本書では、「恋愛スルー」の若者の現状から、日本や世界の恋愛と結婚の歴史、そして、すでに多様な結婚を選択し始めた先輩達の実例もたっぷりご紹介する。
本書では、(株)クロス・マーケティングの協力により実施した20代男女600人への定量調査や、日本の恋愛・結婚に関する歴史、世界各国の恋愛事情など、さまざまなデータや資料もご紹介しています。